地域脱炭素推進セミナー
~(株)脱炭素化支援機構概要説明・脱炭素先行地域事例研究~
開催案内
1.背景と目的
本年5月19日に開催されたクリーンエネルギー戦略に関する有識者懇談会において、岸田総理から、クリーンエネルギー中心の経済・社会、産業構造に転換し、気候変動問題に対応していくことは、新しい資本主義の中核的課題であり、少なくとも今後10年間で、官民協調で150兆円超の脱炭素分野での新たな関連投資を実現、『官も民も』の発想で、脱炭素に向けた野心的な投資を前倒しで大胆に行っていくとの発言がなされたところです(官邸HP抜粋)。
環境省においても、先の通常国会で地球温暖化防止に関する法律を改正、脱炭素事業に意欲的に取り組む民間事業者等を集中的、重点的に支援するため、財政投融資を活用した株式会社脱炭素化支援機構の設立の準備をしています。
また、政府では、国と地方の協働・共創による、地域における2050年脱炭素社会の実現に向けて、国・地方脱炭素実現会議が設置され、地域が主役となる、地域の魅力と質を向上させる地方創生に資する地域脱炭素の実現を目指し、特に2030年までに集中して行う取組・施策を中心に、工程と具体策を示す「地域脱炭素ロードマップ」(令和3年6月9日)を策定。2030年までに少なくとも100カ所の脱炭素先行地域をつくり、全国で多くの脱炭素ドミノを起こすとしており、その第1回目として、26 件の「脱炭素先行地域」が選定・公表されました。脱炭素先行事例は多様な地域における地域の魅力と質を向上させる地方創生に資する地域脱炭素の実現の姿を示し、民生部門の電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現、そのほかの温室効果ガス排出削減についても、わが国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。
今回、株式会社脱炭素化支援機構の設立の経緯と概要、および先行地域の具体的内容を紹介し、産業と地域行政並びに地域社会が連携したゼロカーボン社会の実現に向けた取組の参考事例とすべくセミナーを開催いたします。
2.内 容
開催時期: 2022年8月25日(木)13:15~17:15
講演タイトル及び講師:
「株式会社脱炭素化支援機構について」
環境省 株式会社脱炭素化支援機構設立準備室
参事官補佐 飯野 暁 氏
「地域脱炭素の推進~第1回 脱炭素先行地域とその概要~」
環境省 中部地方環境事務所 統括環境保全企画官 林 俊宏 氏
「脱炭素先行地域事例」
・愛知県名古屋市「再開発地区で実現する脱炭素コンパクトシティー
モデル」
東邦ガス株式会社 用地開発推進部 部長 今枝 薫 氏
・滋賀県米原市「農山村の脱炭素化と地域活性
~米原市「ECO VILLAGE構想」」
米原市役所 市民部 自治環境課 課長補佐 大塚 祐司 氏
・岡山県西粟倉村「2050年生きるを楽しむむらまるごと脱炭素先行地域
づくり」
株式会社エックス都市研究所 サステイナビリティ・デザイン事業本部
地域エネルギー戦略チーム 主席研究員 河野 有吾 氏
対 象: あいちゼロカーボン推進協議会会員および会員以外の参加希望者
方 法: オンライン方式(Zoomウェビナー利用)
定 員: 300 名
参加費用 : 無料
主 催:あいちゼロカーボン推進協議会
後 援:環境省 中部地方環境事務所
環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)
3.申し込み方法
申込期限: 2022年8月25日(木)
参加申し込みの受付は終了しました。